たかを観光（株）は平成20年9月8日、再生手続き終結の決定を受けた。

　羊ヶ丘ＣＣ、真駒内ＣＣ、滝のＣＣの3コースを経営し、昨年12月に民事再生法の適用を申請したたかを観光（株）の再生計画案が9月6日に札幌地裁から認可決定確定を受けた。計画案は、たかを観光の資本金を100％減資し、新発行する株式を北陸銀行や北海道銀行、加森観光等の道内企業など計20社が引き受けて再建する。債権額の93％の免除を受け、退会者ヘは残り7％を一括弁済し、継続会員は7％が新預託金(据置期間ナシ)となる。

　たかを観光（株）（資本金6346万円　札幌市南区常盤199）は12月6日に札幌地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日、再生手続き開始決定を受けた。申請代理人は末長宏章弁護士（札幌市中央区北4条西20-1-28　電話011-631-2300）他3名。監督委員は吉川武弁護士（札幌市中央区北2条西13-1-1　電話011-272-0272）。

　同社は1972年創業。「羊ケ丘カントリークラブ」（札幌市豊平区）、「真駒内カントリークラブ」（札幌市南区）、「滝のカントリークラブ」（札幌市南区）の3ヵ所のゴルフ場を経営。2006年11月期には3コースで売上高約15億7100万円を計上。負債は約226億円。