平成19年10月25日、（株）パームヒルズゴルフリゾートは東京地裁から再生手続き終結の決定を受けた。

　パームヒルズゴルフリゾートを経営し、民事再生手続き中の（株）パームヒルズゴルフリゾートの債権者集会が5月30日に開かれ、再生計画案を可決し同日、東京地裁から認可決定を受けた。昨年9月にゴールドマン・サックスグループのゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパン・リミテッド（東京都）が全株式を取得し、昨年12月12日に東京地裁に民事再生法を申請。再生計画案によると資本金を100％減資し、新株をスポンサーが引き受ける。退会者には預託金の10万円以下は全額、10万円以上の部分は94％をカットし、残り6％を一括弁済する。継続会員は退会会員への弁済額が新預託金（10年据置）となる。

　（株）パームヒルズゴルフリゾート（資本金5億7394万6331円　沖縄県糸満市新垣762）は12月12日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。申請代理人は南賢一弁護士（東京都港区赤坂1-12-32 　電話03-5562-8500）。高倉不動産（株）は1957年6月に設立。91年に「パームヒルズゴルフリゾート」をオープン。2000年3月期の売上高は約12億4200万円を計上。2005年同期の売上高は約8億6900万円に減少。負債は約252億円。

ゴールドマン･サックスグループはパームヒルズゴルフリゾート（18Ｈ 沖縄県糸満市）を買収しグループ所有ゴルフ場を104コースとした。同ゴルフ場を経営している（株）パームヒルズゴルフリゾート（資本金5億7394万円）の全株式をＧＳグループのゴールドマン･サックス・リアルティ・ジャパン・リミテッド（東京都）が買収し､11月1日からゴールドマン･サックスグループの系列となった。