法的整理コース

ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ
会社更生手続へ移行 発生日:2021年1月5日
投稿日:2021年01月13日

 福岡地裁で2020年12月7日に民事再生手続開始決定を受けた「ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ」(経営会社:(株)ザ・クイーンズヒルゴルフ場)は12月21日に会社側と大株主が東京地裁へ会社更生法の適用を申請し、2021年1月5日に同地裁から会社更生法の開始決定を受け更生手続に移行した。同社は2020年10月8日に債権者側から民事再生法の適用申請を受けていたが、今後は更生管財人のもとでスポンサーを募り、再建を目指すこととなった。

民事再生手続開始決定 発生日:2020年12月7日
投稿日:2020年12月07日

 (株)ザ・クイーンズヒルゴルフ場(資本金2000万円)は12月7日に福岡地裁より再生手続き開始決定を受けた。管財人には髙松康祐弁護士(福岡市中央区警固1-12-11 弁護士法人みらい法律事務所 電話092-781-4148)が選任された。
 
 同社は1990年(平成2年)12月、地元不動産デベロッパーが女子プロゴルファー岡本綾子氏の設計監修のもと「ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ」を92年11月、オープンした。2001年5月に第69回日本プロゴルフ選手権大会が開催され、2002年7月期は年売上高約9億4000万円を計上。しかし、2002年11月に期限を迎えた約90億円の預託金償還は3分割にして期限を10年延長したが、2005年以降は銀行からの借入金が系列の債権回収会社に移行された。2012年11月には延長されていた預託金約118億円の償還期限を迎えたものの、償還資金不足から事前に各会員に対して「永久債」への転換要請を行いしのいだ。2019年7月期の年売上高は7億9100万円となり経常損失を計上、債務超過状態となった。2017年3月に創業者である田原學氏が死去し、2019年12月には同氏の長男が新代表に就任したものの、旧経営陣と新代表との間で株主権をめぐる争いが生じ、新代表のもとでの経営体制では危機的な状況から脱するのは困難として2020年10月8日に債権者より福岡地裁へ民事再生手続開始を申し立てられた。負債は2019年7月期末時点で預託金約118億円を含む約168億8400万円。

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